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2010.08.11

ブライアン・クランストン(Bryan Cranston)

エミー賞ドラマ部門で主演男優賞を2年連続受賞し、今年もまたノミネートされているにもかかわらず、「誰?知らない」とスルーされがちなブライアン・クランストン。
ここ最近のエミー賞ドラマ部門は、主演女優は『ダメージ』のグレン・クローズ、主演男優は『ブレイキング・バッド』のブライアンが常連さんで、圧倒的な評価を得ている。アカデミー賞でいうところのメリル・ストリープとか、ロバート・デ・ニーロ並み。だけど、このブライアン、確かに地味で、スルーされてしまうのも分からなくはない。アクが強いわけでもなく、いかにもなハンサムでもない。だけどかっこ悪いわけでもないけど…地味。どちらかというと隠れイイ男で、オフィスとか、近所にいるイイ感じの人という存在感なのだ。スターというより、職人気質の俳優さん。というわけで、なかなかコレという主演作に恵まれず、ブレイクしなかったのも分かる。が、しかし!その演技力はすごい。役柄によって印象が変わるカメレオン俳優なのだ。演技はうまいし、普通の人っぽいし、ということで主演よりも手堅いわき役でずっとドラマ界を生き残ってきた。なので、出演してきた作品の数をあげればきりがない。
ブライアンの父親はテレビ俳優ジョー・クランストン。彼はその影響もあり、大学卒業後、演技の道に進んだ。シリアスもできるが、『となりのサインフェルド』などコメディもいける。まじめな顔して、ひょうひょうと面白いことをやってのけるのが特徴だ。
特に『マルコム in the Middle』の体毛が濃い父親ハルは傑作!子供たちを大切にする一方で、面倒なことがあると子供たちに罪を着せるという、なんとも厄介な父親を演じている。「まったく自由な人だなぁ」と思わせるキャラクターだ。だが、それよりすごいのが『ブレイキング・バッド』のウォルター・ホワイト役だ。このドラマは、AMCが『マッドメン』に続く野心作として放ったドラマシリーズ。末期ガンを宣告された高校の化学教師ウォルターが、家族にお金を遺したいという一心で、ドラッグティーラーの元教え子と組んで麻薬を作るというスト―リー。死の恐怖と闘い、愛する家族にウソをつき、危ない連中と渡り合っていくウォルターの鬼気迫る演技を見ると、『マルコム in the Middle』のハルと同一人物が演じているとは思えない。そもそも家族のためとはいえ、お金のためにドラッグを作り、人を殺し、ウソをついて自分と家族の身を守る男って、どうしようもない。普通の俳優が演じれば“ただの自分勝手な男”で終わるのだろうが、ブライアンはこのウォルターに人間の哀しみとおかしみをプラス。ムカつくこともあるけど、絶対に嫌いになれない深いキャラクターにまで落としこんでいる。これがすごい。エミー賞の常連になるのも納得できるだろう。今まで培ってきたコメディセンスと確かな演技力が、50歳を過ぎて融合した大器晩成の俳優と言えるかもしれない。『ブレイキング・バッド』ではシーズン2より、監督も徐々に手掛けている。ちなみに17歳の一人娘が同ドラマの「悲しげな顔をした少女」としてエキストラ出演している。
また、ブライアンはかつてトム・ハンクスの初監督作品『すべてをあなたに』に出演したのをきっかけに、『プライベート・ライアン』など、何かとトム・ハンクス作品に縁がある。というわけで、2011年アメリカ公開予定のハンクス監督・主演、ジュリア・ロバーツ共演『Larry Crowne』にも出演する。
ブライアンの得意技は、普通に見えて、ちょっとズレているところもあるマジメな男。まさに「完璧な人間なんていない」という考えを反映したキャラクターを絶妙な演技で体現してくれる。ぜひ、注目してみてほしい!

●ブライアン・クランストンのプロフィール

1956年3月7日、米国カリフォルニア州サンフェルナンドバレー生まれ

○役柄イメージ:普通の男のようで、どこかズレている。人間の弱さをはらんだ男。

○ブライアン・クランストンとかぶる俳優:ジョン・ノーブル(をもう少し若くした感じ)

○主な出演作品

TVドラマ

『ブレイキング・バッド』  (2008~2009) ウォルター・ホワイト
『マルコム in the Middle』 (2000~2006) ハル(父親)
『バビロン5』(1997)
『サブリナ』 (1997)
『Xファイル』(1998)
『シカゴ・ホープ』(1998)
『ブルックリン74分署』 (1997~1998)
『新Dr.マーク・スローン』(1996~1998)
『となりのサインフェルド』(1994~1997)  ティム
『ジェシカおばさんの事件簿』(1986~1996)
『炎のテキサスレンジャー』(1994)
『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』 (シーズン3) (1985~1986)

映画

『リトル・ミス・サンシャイン』 (2006)
『ウォーキング・オン・ザ・ムーン 3D』(2005)バズ・オルドリンの声
『Last Chance』(1999)監督・脚本・出演
『プライベート・ライアン』(1998)
『すべてをあなたに』(1996)

ライタープロフィール

ドラマナビ編集部

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