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2010.03.10

シャロン・グレス(Sharon Gless)

海外ドラマの主人公は30~40代の男性であることが多い。イケメンで、ちょっぴりキザだったりする彼らを調子に乗らせてばかりでは視聴者受けが悪い。そんな彼らの天敵として登場するのが、小言を言ったり、無理を言って困らせたりする女性…彼女じゃないよ、“お母さん”である。
そのお母さん役で、このごろメキメキ忙しくなっているのが、このシャロン・グレス。『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』に主人公マイケルのお母さん、マデリン役で出ているのでわかる方も多いだろう。
「チキン・スープを持ってきたわよ」(マデリン)
(うんざり顔のマイケル)
「心配しないで。私が作ったんじゃないから、買ってきたのよ」(マデリン)
息子マイケルのことを気遣うんだけど、それがマイケルにとっては有り難迷惑だったりする。だけどマデリンのアドバイスは的を射ていることも多く、内心マイケルも感心している(しかし、そんなこと口にして、マデリンをつけあがらせるわけにはいかない)。
そんな口うるさ型で、迫力ある熟年女性を演じたら、天下一の脇役女優の一人がこのシャロンじゃないだろうか。
66歳になったシャロン、彼女の父はハリウッドの黄金時代に活躍していた著名なエンタメ系弁護士。銀幕のスターを幼い頃から間近に見て育った彼女は、70年代からTVドラマを主な活躍の場とする女優に。『華麗な探偵ピート&マック』(1975~1978)を始めとする数本のドラマシリーズのレギュラーを経て、次に一気に彼女の知名度を上げたのが『女刑事キャグニー&レイシー』。泥臭い女性刑事の日常を描いた傑作ドラマで、シャロンはキャリアウーマン刑事、キャグニー(金髪の方)を演じていた。この後、初のピン・ドラマ『女弁護士ロージー・オニール』(1990~1992)に主演。
そして、彼女が第二の故郷と愛することになるトロントで撮影したのが、ゲイの男性たちを主人公にした過激ドラマ『Queer As Folk』(2000~2005)。このドラマで、シャロンはゲイ&若いファン層を開拓しただけでなく、“口うるさいけど愛情たっぷりのお母さん”役というオハコの演技を開眼し、後の『バーン・ノーティス』につながる。
NIP/TUCK ハリウッド整形外科医』(2008~2009)でも、芸能エージェントと自称するイカれた中年女性を演じていた。忘れることのできない怪演だったと思う。
夫は『キャグニー&レイシー』のプロデューサー、バーニー・ローゼンツワイグ。

●シャロン・グレスのプロフィール

1943年5月31日、ロサンゼルス生まれ。

○役柄イメージ:口うるさいが、成人した子どもたちを今も幼子のように愛する(扱う)お母さん。家事はめちゃくちゃ得意か、めちゃくちゃ苦手のどちらか、とにかく極端路線。物わかりはいいようで、結局は自分の思うように持っていくのがうまい。外見は常に派手。

○シャロン・グレスとかぶる俳優:ブライス・ダナー、クリスティーン・バランスキー、ジェーン・リンチ

○主な出演作
TVドラマ
『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』(2007~2009) マデリン・ウェステン
『NIP/TUCK ハリウッド整形外科医』(2007~2009) コリーン・ローズ
『ステート・ウイズイン~テロリストの幻影~』(2006) リン・ワーナー
『女刑事キャグニー&レイシー/トゥギャザー・アゲイン』(1995)  クリス・キャグニー
『女刑事キャグニー&レイシー/トゥルー・コンビクション』(1995)  クリス・キャグニー
『女刑事キャグニー&レイシー/ザ・リターン』(1994)  クリス・キャグニー
『女弁護士ロージー・オニール』(1990~1992) ロージー・オニール
『女刑事キャグニー&レイシー/公正な取り引き』(1988)  クリス・キャグニー
『女刑事キャグニー&レイシー』(1982~1988) クリス・キャグニー
『キャッシー・ミラーの奇跡』(1981)     
『ステップフォード・タウンの謎』(1980)
『遥かなる西部/わが町センテニアル』(1978~1979)
『華麗な探偵ピート&マック』(1975~1978)
『ロックフォード氏の事件メモ/裏切りに愛をこめて撃て!』(1975)

映画
『密殺集団』(1983)
『エアポート'75』(1974)

キャシー・ベイカー(共通ドラマ『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』)
ジェサリン・ギルシグ(共演ドラマ『NIP/TUCK ハリウッド整形外科医』)
ケビン・アレハンドロ(共演ドラマ『バーン・ノーティス~元スパイの逆襲』)
レイ・ワイズ(共通ドラマ『バーン・ノーティス~元スパイの逆襲』)

ライタープロフィール

橋本裕美子

橋本裕美子
海外ドラマ好きが高じ、アメリカ在住を決行した筋金入りのドラマニア。そんなのないけど、アメリカン・ドラマ親善大使の座を狙っている。

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