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2009.05.18

評価上昇中の新『90210』 海ドラ初?の日本語エピタイ登場!

ビバリーヒルズ高校白書』で海外ドラマにはまった世代としては、どうしても気になる新『90210』。カンザスから引っ越してきた今度のウィルソン一家は、以前のウォルシュ一家と比べればずいぶんとアカ抜けたものの、お父さんが校長先生というマジメ前提キャラがたたり?『The OC』や『ゴシップ・ガール』を見慣れている今のTVドラマファンには、ちょっぴりヌルい。ケリーやブレンダのゲスト出演で、30~40歳代の『ビバヒル』ファンを引き込むことには成功したけれど、果たしてそれでいいの?

そんな新『90210』、新エピソードの放送を長いこと停止させていたけれど、今年に入って軌道修正。ハリー・ウィルソン校長先生(ロブ・エステス)や奥さんのデビー(ロリ・ローリン)のほのぼのキャラは開始当時のまんまだし、『The Wire』でのエッジな演技が絶賛されたトリスタン・ワイルズ演じる養子の息子ディクソンのキャラについてもまだまだ未開発だけれど、開始当初脇キャラだったエイドリアーナ(ジェシカ・ロウンデス)や、旧『ビバヒル』でいうところのアンドレア的キャラ?のシルバー(ジェシカ・ストロープ)がフィーチャリングされたエピソードが好評で、ドラマの評価もここにきて急上昇中。

今年に入ってからのエピソードは過激になったともいえるんだけど、『ゴシップ・ガール』あたりの大人びた“行き過ぎ”とは違い、昔の(良いときの)『ビバヒル』同様、問題提起的な部分があるわけです。具体的には(はい、ネタバレ開始→)たとえばドラッグ、妊娠、養子、分裂症やSEXビデオ等々のテーマを、トラブルを起こすだけじゃなく、ちゃんと解決まで描いていくとこね、そんなところがちょっと他のティーン向けとは違うんだと思います。

そんな新『90210』のファンにぴったりなイベントが、ロサンゼルスで開催されました。毎年4月に行われる人気TVドラマ・イベント「ペーリー・フェスト」の一環で、主演のシェネイ・グライムス(アニー・ウィルソン役)ら出演者、新世代『90210』を引っ張るプロデューサーとして期待されるレベッカ・(ランド・カーシュナー・)シンクレアが参加しました。レベッカは脚本も担当しているのですが、彼女の書いたエピタイトルの1つがなんと『Okaeri, Donna!』。ドナ役のトリ・スペリングがゲスト出演した回で、ドナとデビッドは今、日本に住んでいるという設定なのです。“Okaeri”の意味がわかるアメリカ人はほとんどいないと思いますが、レベッカは若くてポップ感覚な人だったので、おそらく日本びいきなのでしょう。かなり日本に友好的なエピソードとなってます(でも、サムライとか出てこないので、ご安心を)。

この回には、アカデミー賞を受賞した『JUNO/ジュノ』の脚本家ディアブロ・コーディーがゲスト出演します。彼女はこのイベントのモデレータだったのですが、なんでも『ビバヒル』時代からの『90210』ファンらしくって、番組のオタクな知識をノリノリで披露していました。
そんなディアブロから質問されたシャネイは自分の役について「アニーはローラーコースターみたいに、気分が揺れ動いたシーズンだったわ。基本的にこのドラマの優等生な部分を保つ位置にいたんじゃないかな。それぞれキャラに関しては意見があると思うけど、これからはもう少しガッツのある性格が描かれてくるといいわね」。
シャネイは、ブレンダことシャナンの後継者的なキャラ。ゲスト出演したシャナンとセットで会えて「うれしかった」と言うものの、まだ19歳のシャネイにとっては昔の話過ぎるかも?
ジェシカ・ストロープの演じるシルバーは、ケリーとデビッドのそれぞれ片親違いの妹となる設定、と『ビバヒル』から続く唯一の成長キャラ(赤ちゃん役はジェシカじゃなかったけど)。で、「(赤ちゃんのシルバーを)見てたわよ、彼女、当時は5歳くらいになったんじゃなかった? そのころから私は髪も(濃く)染めてね」と大笑い。
ちなみに、仲良しのシャネイとジェシカは激ヤセぶりが「子どもたちに悪影響!」と、ずいぶんメディアの標的となっていましたが、この日はそれほど痩せている印象はなかった。ストーリーラインだけでなく、こちらの方も改善済みのもよう。
さらに自分の高校生のころと比べてどう?という質問には、“ディラン”キャラのリーアム役マット・ランターは「僕らのパーティなんて、友だちの家で遊ぶのがせいぜいだった。“クール”なものといえば、とびきりうまいホットドックとかね(笑)。いい時代だったよ」。
ジェシカも「サウス・キャロライナの高校だったからね。興奮できたのはカレッジ・フットボールを見るときくらいだったわ。グラマラスとかクールとか、そういうのとは無縁のところよ」。
レベッカは「メーキャップもファッションもずっと控えめだったわ。だけど、それ以外の部分、恋をしたり失恋したり、友達がどうこうとか、そういう感情的な部分はドラマと変わらないんじゃないかしら」と。

この「ペーリー・フェスト」はじめ、最近のアメリカではTVドラマの出演者やクリエーターと交流できるファン・イベントが、しばしば行われるようになってきました。「ペーリー・フェスト」は、海外ドラマファンにはたまらないイベントだと思うので、もし春にLAに来るようなことがあれば、チェックしてみてもいいかも? なんと即席サイン会もありますよ!

写真:Ima Kuroda / www.HollywoodNewsWire.net

ライタープロフィール

橋本裕美子

橋本裕美子
海外ドラマ好きが高じ、アメリカ在住を決行した筋金入りのドラマニア。そんなのないけど、アメリカン・ドラマ親善大使の座を狙っている。

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