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2009.01.14

『愉快なシーバー家』

やんちゃなパパとキャリアウーマンのママ、
そして、心優しい子どもらのファミリーコメディの傑作

自宅で仕事をしながらパパが子どもたちの育児と家事を担当。そして、外で働くママはキャリアウーマン
今でこそありふれている家族の姿だけど、パパが育児を担当するスタイルが最初に広まりだしたのは1980年代半ばのアメリカから都市部を中心に広まったこのライフスタイルは、似ているけどちょっと違うDINKS(Double Income No Kids:共働き子どもなし! 今や死語!)と一緒に日本にも輸入されていましたよね! すぐに廃れたけど、あはは。
と、いうわけで、今回取り上げるのは、DINKS。じゃなくて、「夫婦共働きでパパが主夫」というファミリーコメディの傑作『愉快なシーバー家』。知っている人は知っている、知らない人はお家に帰ってDVDで復習しておくように! 次の試験に出しますから…!?

ドラマのスタイルとしては、シーバー家のドタバタ騒動をコミカルに描くいわゆるシットコム。でも、『愉快なシーバー家』は、ファミリーモノにありがちな、やんちゃな子どもたちと、優しくて何でもできて、時には厳しいパパとママが日常生活の悩みを…、といういわゆる王道とはひと味違う描き方で家族の姿を浮き彫りにしているのです! 何が違うのかというと、たとえばパパの描かれ方。ステレオタイプなパパ像からはちょっと外れているところがキモ。やんちゃで、子どもたちよりも先に羽目を外しそうになるかと思えば、ママと一緒になって厳しく子どもに接するなど、信条はその変わり身の速さにこそあり! よくいえば、臨機応変、意地悪な言い方をすれば二枚舌。その可笑しさと言ったら、まるでバカボンのパパを50倍くらいまともにした感じかな? ママも綺麗だしね、ってこれは関係ないか、あはは。
ともあれ、パパとママ、そして子どもたちという家族の中にしまい込まれた三者関係をシニカルに、そして、ユーモアたっぷりに描いているのが『愉快なシーバー家』なの。

さて、そのようなわけで『愉快なシーバー家』のポイントはといえば、まさに家族一人ひとりのキャラクターと彼らの関係性の中にあるのよん! というわけで、どんな家族構成なの?ってところから簡単におさらい。まだ見ていない人はしっかりと覚えておいて、DVDで復習だ!

一家の主のパパは、その名もジェイソン・シーバーシーバー家の家長にして主夫。しかも、お仕事は精神科のお医者様というインテリゲンチャ! でも、若かりし頃にはB・スプリングスティーンをこよなく愛し、バイクも乗り回していたなど、彼の根っこには反体制ヒッピーの血が脈々と流れているとかいないとか。父親としての威厳や風格はイマイチかも知れないけど、頼れる兄貴としては家族全員が認めるところだ。

そんな、やんちゃなパパの血筋を丸ごと全部受け継いだのが長男のマイケル。通称、マイク。勉強は得意でもなければ、頑張る様子もない。「やればできる」という言葉に過剰な期待を抱きつつ、「やってないからできない」という現実には目を背ける超ヘタレっぷりがかなりコミカル。ワルぶっているけど、家族との約束を反故にできないところなど、小心者なところもパパとよく似ているのです。はい。マイクはパパが大好きです。

マイクとは正反対なのが長女のキャロライン。愛称はキャロルで、天才というよりは勤勉な努力家にして秀才。パパとママのいいとこ取りといったところか? しかし、イケメンに弱くて惚れっぽいところが玉に瑕で、その割にはボーイフレンドとして選ぶのは風変わりな男の子が多いのがちょっと謎なシーバー家の才女だ。男運が悪いというよりは、単に男を見る目がないようにも…。兄のマイクとは顔を会わせばイヤミを言い合う仲だが、実は信頼しているし、頼りにすることさえも。また、落ち込む兄を励ますなど優しい一面もある。そんなしおらしいところはママ似。

そして、マイクとキャロルの小さな弟がベンジャミンとにかくやんちゃで食いしん坊、しかも、脳天気な男の子。いたずらが大好きだけど、みんなの嫌がることはしないというルールがあるみたい。マイクを見習って(?)、徐々に悪巧みの質がグレードアップしていくところはさすが成長甚だしい子どもならでは。でも、基本は甘えん坊なシーバー家の末っ子次男。

みんなのママでジェイソンの妻が、マギーことマーガレット。ジェイソンより1歳年上の姉さん女房。子育てが一段落したのを機に地方新聞の記者として職場復帰するのだが、そんなマギーを積極的に支えるのがパパのジェイソン。ママの代わりに育児と家事を引き受けるために、自宅に診療所を移設しちゃうところが何ともアメリカ的! ママは外でキャリアウーマンとしてバリバリ仕事をこなし、パパは自宅で開業医のかたわらに家のこともやっつけるという変則的な共働き家庭のできあがりです。マギーとしては、子どもたちと仲良くしすぎるパパに少しだけ嫉妬を感じつつ、彼らと一緒になってはしゃぐジェイソンにお灸を据えることもしばしば。

最後が、シーズン4に誕生する次女のクリスティンクリクリパーマが特徴で長男のマイクが大好き。とてもおしゃまで愛くるしい女の子!

そんな、シーバー家の面々が集まって、問題が勃発したり解決したりと大忙しですが、家族全員が即かず離れずラストシーズンまで一緒なのが『愉快なシーバー家』らしいところ。大学進学で一時期キャロルがNYに行ってしまったけど、すぐ戻ってくるしね。家族はいつも一緒が素敵なのです。

そうそう、どーでもよいことなんですが、キャロルのトレードマークのトンボめがね。実は色違いで何種類かあるみたい。その時々でめがねの色が変わるけど、中でも赤色が一番似合っていると思うけど、どう思う?
ちなみに、原題は『Growing Pains』。邦題と微妙に違うこのニュアンスには何が隠されているのか? というわけで、こちらも考えてみるけど、キャロルは常にマイペースだし、ベンはおっとり坊や。やっぱり、シーバー家の中で最も成長著しいマイクのことなのかしらん?
あと、ゲスト出演者に有名人が多いのも『愉快なシーバー家』の特徴。若き日のワイルド&クールなブラッド・ピットを始め、フレンズでチャンドラー役のマシュー・ペリー、フルハウスでDJ・タナー役を務めたキャンディス・キャメロンなど、著名人が名を連ねる豪華さ。しかも、ラストシーズンでは子役時代のレオナルド・ディカプリオがレギュラーとして登場しているから、それもお楽しみに♪

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【価格】\2,615(税込)《期間限定》
【収録内容】3枚組
【発売元】ワーナー・ホームビデオ

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【価格】\2,615(税込)《期間限定》
【収録内容】3枚組
【発売元】ワーナー・ホームビデオ

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ドラマナビ編集部

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