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2008.12.15

もうすぐ大団円! 『スターゲイト』で世界の神話・伝承めぐり!

巨大なリングを抜けるとそこは他の惑星だった・・・!を毎回繰り返しながら、SciFiドラマ史上最長記録を作ったというSFチョー(超/長)大作ドラマ『スターゲイト』。現在最終シーズンのシーズン10をAXNで放送中、しかももうすぐ最終回がやってきそうな気配! ということで、いまさらだけど『スターゲイト』を振り返ってみたい。そう、特番『スターゲイト 神話の世界』でも紹介していたあの『スターゲイト』の神話・伝承の世界について、だ!
そもそもドラマ『スターゲイト』の世界は、映画『スターゲイト』での“エジプト神話・遺跡は異星人のものだった!”というトンデモ説に始まる。
エジプトの太陽神ラーが世界(宇宙か…)侵略を企む悪者、しかもピラミッドの上部は宇宙船だった!というのだ。
そんなワクワクドキドキなトンデモ展開をさらに進化させたのが、ドラマ『スターゲイト』。世界に伝わるあらゆる神話・伝承が実は、地球以外の星々の文明と深ーいつながりにあるというのが、スターゲイトの理論。
さあ、『スターゲイト』の神話・伝説の世界へ行ってみよう!

【エジプト神話】
巨大なリングこと“スターゲイト”が見つかったのはエジプトの地。初スターゲイトで訪れた星(映画でね)は、まるでエジプト。しかも支配者の名は“ラー”。そう、エジプト神話の太陽神。実は…古代エジプトの神々は宇宙からの侵略者というオチ! そのあともでてくるわでてくるわ。まず、ジャクソンの妻をうばったアポフィスとは、エジプト神話でいう巨大な蛇。さすが、ゴアウルド(オニール言うところのヘビ野郎)のボスだけのことはある。で、すべてのゴアウルドの母として登場するのが、ハトル。ハトルは生の女神でもあり、死の女神でもあるそうだ。そのほか、ゴアウルドの強大な一派を率いるアヌビスは死者の守護神、その配下にいるオシリスは冥界の神、アビドースはそのオシリス神復活の地、とエジプト神話登場人物総出演のオールスター戦!な勢い。深すぎます。

【ギリシャ・ローマ神話/クレタ文明/フェニキア】
宇宙、いやゴアウルドの支配階級の1人として登場するクロノスは、ギリシャ神話でいう時の神。シーズン6でやっとこさ登場する地球の宇宙戦艦の名前になったプロメテウスも、ギリシャ神話の神が由来。人間たちに火を与えたという罪!で山頂に張りつけにされ、毎日肝臓をハゲタカについばまれてしまったというお方。先を見る(?)という意味があるらしいので、艦名としては某ドラマのパクリ、エ●●●●●●ズ(オニール案)なんつう名前よりよかったかも。で、しつこくヴァーラを追っかけているアテナ、彼女はギリシャ神話の戦いの女神。また、惑星カルタゴは、古代フェニキアの植民都市として地中海貿易で名を馳せた都市と同じ名。惑星カルタゴでは、古代のギリシャ・ローマの文化が受け継がれているのだとか。また、古代ギリシャのクレタ島発祥のクレタ(ミノア)文明をルーツにした人々との出会いも…。ちなみに宇宙のあちこちで暴れまわっていたバールは、どうやらフェニキア出身らしい。悪魔ベルゼブブにつながるというのもちょっと意味深。

【北欧神話】
ジャック・オニールの宇宙のダチ、それがアスガードのトール。彼は北欧神話でいう雷(いかずち)の神。アスガードとは、世界で一番高いところ、神の国を指す。またトールのダチとして、北欧神話の“トリックスター”ことロキが登場するのもご愛嬌。日本でいえばスサノオみたいな感じか。しかし、バイキングが宇宙に進出していたなんて。びっくりだ。

【インド神話】
SG1を始め、SGチームはスターゲイトを使って宇宙のあちこちに行くわけで、次々と地球文明のルーツ、または後継者を見出すことに。シーズン3で登場するニルティは、インド神話(またざっくりな幅ですが)に登場する死と破壊と悲しみの女神(ニルリティ)。また、殺戮の女神カーリー(シヴァ神の妻)も登場! しかしインド神話エピはあまり広がらなかった…な。

【アトランティス】
世界三大沈没(伝説?)大陸、アトランティス、ムー、レムリア。『スターゲイト』ではその三大沈没大陸のひとつ、アトランティスの謎が解明!?される??? 詳細は『スターゲイト:アトランティス』で!?

【ケルト神話/アーサー王物語】
ケルト神話というとまずは妖精。妖精に始まり、妖精に終わる、そしてその次はアーサー王物語。アーサー王物語は、聖杯探求(「ホーリーグレイル」)にみられるようにキリスト教の影響も(表向き?)入れてはいるけれど、全体を見渡せばイギリス古来それもウェールズ、スコットランドそしてアイルランドの伝承に満ち満ちている。『スターゲイト』でもシーズン9であのマーリン(アーサー王の助言者であり魔法使い)が登場。なんとマーリンはエンシェント(本来は“古代人”だけど『スターゲイト』では“宇宙人”を意味する)だった! それどころか、アーサー王の姉であり妻(ダマシだけど)、とされるモルガンまで登場。グラストンベリー(アーサー王伝説の主要スポット)が舞台として登場するところは、アーサー王マニアにとってうれしいかぎり。さて、「聖杯」の本当の姿はいったい??

【そのほか】
日本、中国の神話・伝承ももちろん登場。中国モノではゴアウルドの支配階級の1人として中国の伝説の龍の子、禹皇帝、そして日本のアマテラスオオミカミが登場。中南米だってほっとかれはしない。あの水晶ドクロ(ほぼ偽物断定だけど!!)まで登場ときたら、トンデモ本ファンは見逃せない、はず。

というわけで、世界の神話・伝承(そしてトンデモ説)マニアにとっては『スターゲイト』は単なるSciFiドラマとはいえない存在になっているわけなんです。突っ込みどころ満載紹介したのはまだまだほんの少し。まだまだ、突っ込みどころ満載! DVDもでているので、この年末は世界の神話・伝承の旅なんていかが?

→海外ドラマNAVI関連コラム
 『スターゲイト
 『「スタートレック VS スターゲイト」:どっちの“スター”がいけてる!?』
 『海外ドラマの脇役を追え!』

ライタープロフィール

ドラマナビ編集部

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