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2008.12.05

『ナイトライダー』

マイケル・ナイトがキットとコンビで
この世の悪を相手に大活躍!


「行くぜ!キット」「了解です、マイケル」
マイケルとキットがコンビを組んで世界の巨悪に立ち向かうカーアクション&サスペンスドラマが『ナイトライダーだ。このTVドラマシリーズに感化され、アメ車といえばファイヤーバード・トランザム。スポーツカーといえば黒!という不思議な(ある意味、間違った?)刷り込みに今でも悩まされている人も少なくない!?

ってなわけで、80年代ならでは(?)の価値観を築いた『ナイトライダー』。その登場人物を簡単に紹介しよう。


まず、主人公のマイケル・ナイト。本名はマイケル・ロング。彼は地元警察に務める敏腕刑事だったが潜入捜査中に凶弾に倒れてしまう。そのマイケルに救いの手を差し伸べるのがナイト財団の総帥ウィルトン・ナイト。そして、九死に一生を得たロングは、陰謀と犯罪が渦巻く現代に立ち上がる正義の騎士となるべく、自らの過去を捨て、ナイト財団の組織の1人となる決意をする。以来マイケル・ナイトと名乗り、ナイト財団が開発したドリームカー「ナイト2000」を駆って巨悪に立ち向かっていくのだ。

そのナイトの良きパートナーであり、気心の許せる友人がキット(K.I.I.T:Knight Industries Two Thousand)だ。彼はナイト財団によって生み出されたコンピュータで、自らの意志で行動できる人工知能を備えている。そして、そのキットが搭載されているのがドリームカー「ナイト2000」。全体を黒に塗られたスーパーマシンで最高速は300マイル(時速約480km)、ボディは銃弾や爆弾も跳ね返す特殊素材でできている。さらに、約50フィート(約15m)の障害物を飛び越せるターボ・ブーストや赤外線センサー、さらに火炎放射器やレーザーも備え、向かうところ敵なしだ。


マイケルとキットのふたり(いや1人と1台?)の活躍を描く、この『ナイトライダー』。本国アメリカでは1982年に放映されるやいなや超人気ヒット作となっていく。その反響は大きく、黒塗りのスポーツカーがほとんど皆無だった当時のアメリカで黒色のクルマがバカ売れ。特にTVシリーズのモデルとなった型のトランザムは熱狂的なファンがつくほど。しかも、トランザムを改造したナイト2000レプリカモデル(実車版)まで販売され、その人気は天井知らず…。 そして、日本でも1987年にTVシリーズの放映が始まると瞬く間にコアなファン層を作り上げ、ナイトライダー現象を引き起こすことに。もちろん(というか当然?)、アメリカで吹き荒れたトランザム人気は日本でも旋風を巻き起こし、やはりレプリカモデルが登場し、多くの人を魅了していく。中には外装はもちろん、内装までハンドメイドで作り上げてしまう強者も!

ちなみにナイト2000で採用されている飛行機のようなハンドル、これは日本のクルマに付けても違法改造にはならないとか。使い勝手に疑問が残るけど、これこそまさに、お好きな方にはたまらないマニア涎垂の一品?


そんな、ドリームカー「ナイト2000」のスペックやスタイルばかりが目立つ『ナイトライダー』だが、実はキットのキャラクターに心惹かれるファンも少なくない、はず。

キットのキャラクターについて説明する前に、ドリームカー「ナイト2000」とキットの関係をはっきりさせておきたい。キット=ナイト2000って混同しがちだけれど、キットとナイト2000の両者はそれぞれ独立した存在。ナイト2000はハードウェアとしてのクルマであり、キットはナイト2000に搭載された自由意志を持つコンピュータで、それぞれの関係性は、キットがナイト2000を制御していると考えるとわかりやすいだろう。事実、ナイト2000が強奪されるエピソードでは、キットがポーダブルテレビに姿を変えて登場するし、他のクルマにキットが移植されるなんていうエピソードもある。

一見すると優等生タイプと思われがちなキットだが、実はユーモアのセンスに溢れ、クールな皮肉も冴えるいいヤツ。その一方で、クリスマスのプレゼント交換の習慣を知らなかったりするなど、ちょっと間抜けで純朴なところも密かな人気。関わり合いを持ちたがるけど、うざくなる一歩手前ですっと手を引く感覚など、お節介を焼き過ぎないところはコンピュータらしいかも。これは、生身の人間にはない感覚だ。とはいえ、マイケルの自由奔放さを責めつつも個性として認めるところなど、コンピュータらしからぬユルさで、まさに良きパートナーだ。


ユルいといえば、毎回のエピソードも幅が広くてユルい。世界の平和を揺るがす巨悪と闘うスケールの大きなエピソードがあると思いきや、街の万引き少年を更生させるエピソードがあるなど、フルタイムで正義の味方をしているわけではない気軽さも人気の秘訣? しかも、困っているお姉さんを見るとつい声をかけてしまうマイケルの女好きな性格を利用してワナを張る敵もどうかと思うが、そのワナにまんまとはまってしまうマイケルはもっとどうかと思う。

およそヒーローらしからぬ、目立つのは“うかつさ”ばかり。マイケル、もっとしっかりしてくれ!


そうそう、2008年秋から本国では『ナイトライダー』の続編ともいえる新しい『KNIGHT RIDER』のシーズン1が始まっている。今度のドリームカーはトランザムから一転、無骨なムスタングに。しかも、主人公はマイケル・ナイトの息子という設定で、相棒となるキット(K.I.I.T:Knight Industries Three Thousand)も2000から3000へとバージョンアップ。日本での放送は未定だが、どうなる!どうする?


ナイトライダー
スーパー!ドラマTVにて放映中!
毎週月~金曜 9:00&19:00

■ナイトライダー シーズン1,2パック コンプリートDVD-BOX
【価格】¥28,000(税込)
【収録内容】14枚組
【発売元】ユニバーサル・ピクチャーズ

■ナイトライダー シーズン3 コンプリートDVD-BOX
【価格】¥17,800(税込)
【収録内容】8枚組
【発売元】ユニバーサル・ピクチャーズ

■ナイトライダー シーズン4 コンプリートDVD-BOX
【価格】¥17,800(税込)
【収録内容】8枚組
【発売元】ユニバーサル・ピクチャーズ

ライタープロフィール

ドラマナビ編集部

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コメント

ナイトライダー!最高です。
今、ロードスターに乗っているのも、ナイトライダーの影響かも。
トランザムはさすがに今は手に入らないですからねえ・・・。

しかし、マイケル・ナイト役のデビッド・ハッセルホフさんは、その後ひどいアル中になって、毎度騒ぎを起こしては新聞の紙面を賑わす存在に・・・。

あまりに人気のあった作品の主人公役は、その印象の強さのせいで俳優生命を絶たれてしまうことがあるものですが、デビッド・ハッセルホフさんはそうはならず、その後の出演作でもほぼ全て大成功を収めているというのに・・・ファンとしては悲しくなります。

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