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2007.10.24

『宇宙船レッド・ドワーフ号』

奇想天外な破天荒っぷりはイギリスBBCコメディのお家芸!?
1988年に女王陛下の国、イギリスはBBCで放送された『宇宙船レッド・ドワーフ号』。そのSF設定は意外に緻密で、個性的な世界観と緻密さはホーキング博士!も絶賛したほどで、『新スタートレック』でピカード艦長を演じたパトリック・スチュアートは、スタートレックの類似番組と勘違いして訴えようとしたとか、しないとか(笑)。

 

しかし、その素晴らしきSF設定はあまり活かされず、愚劣ないたずらと下品なギャグをメインに、特撮までしてこのオチ!?ってな不条理感が疾走するSFコメディ。でも、そんなテキトーないい加減さも、繰り返されると愛おしくなってくるから不思議。

 

そんなハチャメチャSFコメディ『宇宙性レッド・ドワーフ号』の主な登場人物は、“アホ”と“ホログラム”、“ネコ人間”、“コンピュータ”、“メカノイド”の5人。しかも全員男。おまけにSFというのになぜか宇宙船内のプライベートルームを中心にストーリーが展開するという低予算番組だった!

 

と、ここで登場人物の紹介など。
“アホ”のリスターこと、飼い猫を持ち込んで懲罰を受けた三等航海士は、身なりに気を遣わないどころか食べこぼしにも無頓着な横着者。間違いなく人間のクズだが、レッド・ドワーフ号最後の生き残りの“人間”なんで邪険にできないところが悩ましい。そのリスターの上司がなぜか“ホログラム”のリマー。「すこぶるつきのダメ男」という本人の自己評価にあるように、一見してそれとわかるチキン野郎。額に輝くHの刻印は、ヒーローではなく、ホログラムのH。そして3人目は“ネコ人間”のキャット。300万年かけてリスターの飼い猫が進化を遂げ、人間の姿となったのだ。しかし、わがままで自己中で薄っぺらでうぬぼれ屋なのはネコそのまま、ちょっと頭が足りないのだってネコなんだもん。
4人目が“コンピュータ”のクセに(?)老化現象が始まった痴呆気味なホリー。数字に7があることを忘れて計算ミスをしたり、女性になったりする妙なヤツ。あと、途中参加ながら、意外に大人気なのが“メカノイド”のクライテン。見た目に一番SFらしい登場人物で、ございます調の言葉遣いが執事的。正確には掃除洗濯が専門の奉仕メカノイドで、お手洗い学の衛生博士号を取得しているっていうからメカも見かけによりませぬ。

 

ということで、ストーリーを簡単に紹介。三等航海士のリスターとその上司である二等航海士のリマーの主な仕事は、レッド・ドワーフ号に備え付けてある自動販売機のメンテナンス。しかし、アホのリスターとダメ男のリマーの2人は全くといっていいほど性格がかみ合わない
そんなある日、リスターは未検疫の飼い猫の持ち込みがばれ、船長の呼び出しを食らうのだが猫の提出を拒んだリスターは懲罰として仮死状態にされてしまう。そして、リマーはといえば、2人分の仕事をさせられているときに間違って船内に大量の放射能物質をぶちまけ、仮死状態のリスターを除いたクルー全員を全滅させてしまう。この事態を収拾しようと、レッド・ドワーフ号のスーパーインテリジェントコンピューターであるホリーはリスターを蘇生させようとするが、こちらも船内の放射能レベルが下がるまで手を打てない。というわけで、リスターが蘇生されたのはなんと300万年後。しかも、その間レッド・ドワーフ号は地球から遠ざかり続けていた…。そして、たった1人の生き残りであるリスターを待っていたのは、彼の寂しさを紛らせるためにホリーが用意したホログラムのリマーと、彼の飼い猫が進化したネコ人間のキャットだったのだ。

 

アホだけど人間のリスターと彼の上司だけどダメ男のホログラムのリマー、それと自己中のキャット。さらにホリーとクライテンの5人が寄って集って繰り広げるぐだぐだコメディ。例えば、パンを焼くことに生き甲斐を求めるトーキー・トースターとの果てしないパン戦争や大きな箱にスタートとストップの2つのボタンが付けただけのホリーの自信作「ホリポップ・ドライブ」を巡るドタバタなど、SF設定のムダ使いが目立つのもご愛嬌、かな。

 

そして、海外ドラマのお楽しみのもう1つにあるのが吹き替えの妙。さすがはNHK! 実力派の声優陣を揃えてきました。
リスターを演じるのは、『となりのサインフェルド』のサインフェルドなど、幅広い演技?が定評の堀内賢雄。キャットには、『フルハウス』のジョーイなど、七色の声を持つといわれる山寺宏一を起用。ちなみに、この2人のコンビは声優界でも超有名。そして、リマー役には『アリーmyラブ』のジョン・ケイジ役で脇役を好演した江原正士。ホリーは男性版が青野武、女性版が一条みゆ希、クライテンは亀山助清とコメディの面白さを存分に引き出す声優陣が名を連ねている。

 

ところで、ちょっとした豆知識をひとつ。『宇宙船レッド・ドワーフ号』はオリジナル版に加え、1~3シリーズのみデジタルリマスター版があることはご存じ? これはアメリカ市場を見据えて新たに用意されたもので、低予算時代の1~3シリーズを見栄え良くした改訂版。んで、NHKが放映したのもリマスター版。というわけで、4・5シリーズのレッド・ドワーフ号を見て、おやっと思った方は目の付け所がいいかも。スマートなレッド・ドワーフ号はリマスター版で、ずんぐりむっくりなのはオリジナル版、というわけ。

 

あと、吹き替え版で性格が一番豹変したのがホリー。オリジナル版ではリスターやリマーにバカにされっぱなしなのに、吹き替え版では彼らを茶化す攻めの性格に。ときどき交わされる会話とホリーの態度が微妙に不自然なのはこうしたわけがあるけど、攻めのホリーもなかなかと思うのは私だけ?

 

さて、お約束のクエスチョンタイム! 今回はヒトではありません。辛いモノに目がないリスターの大好物といえばな~んでしょ。日本でもおなじみの子どもにも人気な食べ物だけど、イギリスでも意外に親しまれているんだって。で、イギリス人はパブで酔っぱらった後、これを食べにインド料理屋に大挙するとか。ちょっと、ヒント出し過ぎ?
 
 

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ドラマナビ編集部

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コメント

これ、最高に面白かったですネ。
本放送と再放送と2回か3回見ましたけど、
もう一回見たいと思いますもんね。再放送何回でも見たい。
そのくらい、おバカさ加減が最高。
吹き替え版の日本語訳と声優さんの演技最高ですネ。
思い出しただけで可笑しいですもん。
SFっぽいストーリーも良かったですよ。
BBC「レッドドワーフ」と「ミスタービーン」は太鼓判の大傑作。

答えは・・・インド料理の辛~いアレですね♪

レッドドワーフのキャラクターがプリントされた
レトルトが昔あったそうで。食べたかった~!

あはは。リリーさんもそう思いました?私も!
SFなのに「SFっぽい」って言われるあたりがRDですよね(笑)。
んで、彼らのバカさ加減にほとほと呆れ、
こんなの見てたらダメだ!
と明日の予定を思う浮かべるのだけど、
結局、深夜のTVの前で笑ってるんですよね。
ダメな私が懐かしい…。
 
そして、レトルト。ありましたね!
実は、私も食べてないんですけど…。
やっぱ、辛かったのかなぁ。
私も食べたかったですよ。

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