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2007.08.02

『ミステリー・ゾーン』

もはや伝説のSFドラマシリーズ
みーんなここから始まった!?

暑い夏には、やっぱりホラー!いやいやたんなるホラーなんかじゃ面白くない。“別世界への旅”なんていかがでしょーかね?とくれば、あのドラマしかありません。

♪チャラララチャラララ♪というおなじみのテーマ曲にのって流れるはナビゲーター、ロッド・サーリングによるオープニングナレーション。「これは別世界への旅です。目や耳や心だけの別世界ではなく、想像に絶した素晴らしい世界への旅…。あなたは今、ミステリー・ゾーンに入ろうとしているのです…」とくれば期待はいやがおうにも高まります。

このドラマ、原題は『Twilight Zone』といい、アメリカで放送されていたのはなんと1959年から1964年まで。もちろん、モノクロ。日本でも、1960年に『未知の世界』として放送され、その後『ミステリー・ゾーン』として1961年から放送されています。その後、再放送が繰り返され、コアなファン層をからめとりつつSFドラマの金字塔としてその名はいまや世界中に知れわたっているというわけです。そりゃそう。『ミステリー・ゾーン』なんてみたことがないよ、というあなただってあのテーマ曲は知っているはず。

さて、この『ミステリー・ゾーン』。物語は30分1話完結のオムニバスドラマ形式をとっています。そもそもテーマ曲にのってホストが現れ、毎回違ったストーリーをプレゼンターするというパターンは、あの『ヒッチコック劇場』が生み出したものだとか。

そういえば、どちらもテーマ曲が独特で、始まりがいやに気を持たせる、というのもなんか似ているような。ただ、人間の不条理がメインだった『ヒッチコック劇場』に対し、『ミステリー・ゾーン』はどちらかというとSFやオカルト系に傾倒しているところが、ホラー好きにはたまらないところかも。ストーリーは、ナビゲーターであるロッド・サーリング自らが担当した脚本が多く、サーリングの作品として書籍化されてもいます。そして、世界中のSFファン、オカルトファンをひきつける理由のひとつが、そのロッド・サーリングを始めとした豪華執筆陣の面々。レイ・ブラッドベリ(『火星年代記』『華氏451度』)にはじまり、リチャード・マシスン(『地球最後の男』『ヘルハウス』)、ロバート・ブロック(『サイコ』)、アンブローズ・ビアス、ジョン・コリアなどなど。ビアスやコリアは怪奇小説集の常連としても有名。

で、どんなストーリーが展開されているのかというと…。
たとえば、「二万フィートの戦慄」というエピソードに登場する神経衰弱症のオトコ。飛行機にやっとこさ乗ったのはいいけれど、翼の上のモンスターを目撃してしまう。そのうち、飛行機のコントロールがおかしくなってしまい…。このエピソードはスティーヴン・スピルバーグによって制作されたオムニバス映画『トワイライト・ゾーン』でも使われているエピソード。同じ映画で紹介されている「真夜中の遊戯」も、真夜中に老人たちが子ども(リアルに子どもになってしまう!)にかえって缶けりを楽しむという不思議な作品もあります。どれもこれもいわゆる珠玉のショートショート作品といえ、30分という枠の中に見事にはまっているところが名作といわれる所以なのかもしれません。

もちろん、執筆陣もさることながら出演者もハンパではありません。若きロバート・レッドフォード、チャールズ・ブロンソンが出ているほか、バスター・キートン、テリー・サバラスといった有名どころもたくさん出演。『スター・トレック』のカーク船長で有名なウィリアム・シャトナーもそのひとり。

ところで、日本では、『ミステリー・ゾーン』にインスパイアされて『ウルトラQ』や『世にも奇妙な物語』といった番組が制作されています。なんといっても、今観てもストーリーがまったくといっていいほど色褪せていないということが驚き。モノクロの画面(一部カラー着色されているものもあるようだけど)が、“未知の世界”を引き立てているということもあり、やはり名作はいつ観ても新鮮なんですねー。
うれしいことに、この夏この『ミステリー・ゾーン』がCATVで一挙再放送されています。真夏の清涼剤としていかが?

おっと最後に。ロッド・サーリングは『ミステリー・ゾーン』の製作者、脚本家、ホストとして有名ですが、ほかにも有名映画作品をてがけて(参加して!?)います。その作品とは…宇宙船が不時着したところ、そこは未来の地球だったのか。そして支配者となったのは人間ではなかった! さあ、もうおわかりですよね?

『ミステリー・ゾーン』AXNにて放映中。

ライタープロフィール

ドラマナビ編集部

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コメント

はじめまして。
映画版「トワイライト・ゾーン」の撮影中の事故で亡くなったのは、「コンバット!」のビック・モローではないでしょうか。
また、ロバート・ブロックは映画版のノベライズは描いていますが、TVシリーズには脚本執筆・原作提供は行っていないはずです。
ぶしつけとは存じますが、気になりましたので書かせていただきました。すみません。

ミステリー・ゾーン最高です。影響を受けたクリエーターは数知れず。傑作中の傑作ですね。
「この夏この『ミステリー・ゾーン』がCATVで一挙再放送されています。」と書かれていますが、全話ではないのが残念です。元々日本での未放送エピソードが数多くありますし、『未知の世界』として放送された第1シーズン丸々、日本語音声版が現存しないとの理由で一度も再放送はないようですし、AXNで放送している中では1時間に延長された第4シーズンも丸々抜けてます。DVDも途中まで販売されましたが、現在廃盤状態ですし、これだけの名作がきちんとした視聴可能な状態になっていないのが残念ですね。

げしさん、
はじめまして。

そうでした!ヘリコプター事故でなくなったのは、
ビッグ・モロー氏でした。
アジア人の子を助けた美談だったのに、
サンダース軍曹ごめんなさい。
そしてそしてカーク船長、ごめんなさい。
この部分についてはコラムのほうからは
削除させていただきます。
ご指摘ありがとうございました。
ところで、ロバート・ブロック氏について。
そうなんですね。 
ノベライズだけなんですか…。
でも、映画化されたオリジナルTV版は
どれも秀逸エピソードですよね。
ノベライズ版も当時文庫で持っていました。
ところで、ブロックといえば、
ラヴクラフトのクトルー神話にも参加していて、
ウィアード・テールズ仲間がそのまま
ミステリー・ゾーン?というかんじですよね。
これについては、げしさんのほうがお詳しいかも。
これからもためになるご指摘、よろしくお願いいたします。

ロッド・マシスンさん

こんにちは
そうなんですよね。
いろいろとあるようです。
時間帯も微妙なんですが、
でも、やはり昔のTVドラマを
こうして今もって観ることができる
というのは、うれしいですよね。
欠番エピソードについては
専門サイトもあるみたいですし、
もはや伝説!?となっているようです。
こういうことがすぐにわかるというのも
すごいこと!
みなさまに感謝しております。
では、引き続きためになる情報お寄せください!
よろしくお願いいたします。

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