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2007.07.17

クーパー捜査官とチェリーパイ:みんな大好き!?アメリカン定番スウィーツ

「トゥルーマン保安官、その話の前にまずはダブルR ダイナーのチェリーパイとコーヒーってのはどうかなぁ?」

懐かしのドラマ『ツイン・ピークス』の中で、カイル・マクラクラン演じるクーパー捜査官のこの言葉に何度夢見たことか、チェリーパイ! アメリカンスウィーツの骨までとけるほど甘ったるく少しくせのあるチェリー味を想像して「しかし本当に美味しいの?」なんて思いつつ、アメリカに17歳で上陸した私はダイナーで開口一番「チェリーパイ、プリーズ!」って言ってみたっけ。お味はやはり「あま~い。あますぎる!!」。3分の1も食せずにギブアップしてしまった思い出があります。
甘いもの大国で知られるアメリカ。国民の60%以上が肥満で大変な国アメリカ。この国の人たちとって食後のスウィーツはとても重要な役割を占めるよう。ファミリーディナーに招待されると、必ず最後は手作りデザートでおもてなしを受けます。もともと大味好きのアメリカ人にとって、スウィーツは砂糖の塊でなければいけない! 繊細さや見た目の素敵さは二の次でボリューム勝負なんだから、そりゃどんどん太るよね。そしてニューヨークではこれら、普通は家庭で作られるアメリカンスウィーツを追求したお店が密かに人気を集めているのでした。

定番アメリカンスイーツその1.ピーナッツバター&ジェロサンドイッチ

「ピーナッツバターのジャーに指をつっこんでなめつくしたい!」と気持ちの悪いことを叫んでいたのは『LOST』の妊婦クレアでした。ピーナッツバター&ジェロサンドイッチといえば、アメリカの学生にとって定番中の定番スナックメニュー。これは基本的に生の食パンにたっぷりピーナッツバターをぬり、もう一枚にはまたべっとりとイチゴかグレープのジャムをぬってサンドイッチにするという代物。私は留学先の高校で遠征試合があるときにランチとしてこれを手渡され、「なんじゃこりゃぁ!」と驚きが隠せなかった記憶があります。

その日の献立はこれとフルーツパンチ味のジュースだけでした。ありえません。話はスウィーツから離れますが、ピーナッツバターの応用編としてセロリスティックにべっとりピーナッツバターをつけて食すというものがあり、これも少し気持ち悪いです。セロリ嫌い解消法として子どもに用いられるようですが。ピーナッツバターは高プロテイン、ビタミンBとEが含まれる健康食品としてやけにこの国で愛されています。一回に使われる量の多さに果たして?と疑問がもつのは私だけでしょうか?
 

ピーナッツバター&ジェロサンドイッチを試すならここ!

毎日お店でグラインドされるフレッシュピーナッツバターの専門店。レストランではピーナッツバターを使った豊富なサンドイッチメニューが堪能できます。中にはピーナッツバターとチキンのサンドイッチなんて変わったアイテムもあり。このレストラン、実は『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』のクリストファー役、マイケル・インペリオーリがお忍びで通っています。

Peanut Butter &Co.
240 Sullivan Street
Greenwich Village
New York, NY 10012 
Tel:212-677-3995

定番アメリカンスイーツその2.カップケーキ

学園ものやファミリーもののドラマになるとよく登場するのが定番おやつカップケーキ。ママがおやつに焼いてくれたり、友達がバースデーに学校に持ってきてくれたり、指でカラフルなアイシングをすくいながら食べる姿はこの国では頻繁に見られる光景です。バニラ味やらレモン味のケーキの土台にごっちゃりとのるパステルカラーのクリームに「一体何かしら?」と疑問をもつ方も多いでしょう。これはずばり卵白と粉砂糖だけで作るクリーム。なんて単純。このカップケーキ、不思議なことに、最初いただくとケーキミックスの粉の味とざらざらした舌触りの悪いクリームに不快感を覚えますが、なれるとだんだん「懐かしいお味」に変わります。

カップケーキをいただくならここ!

セックス・アンド・ザ・シティー』のキャリーの御用達、超有名カップケーキ専門店がこちら。ドラマ内でベーカリー前のベンチでカップケーキをほおばりながら男の話に花を咲かすキャリー&ミランダなんてシーンがありましたね。グルメガイドのZAGATデザート部門で第1位をとったこともあり、いつ行っても長打の列。いたるところに「お一人様12個まで」の手作りサインがあり、カップケーキのほかにココナッツケーキやチョコレートケーキといったアメリカンホームメイドが味わえる素朴さが人気。お持ち帰りのみ。

Magnolia Bakery
401 Bleecker St 
New York, NY 10014
Tel: 212- 462-2572

定番アメリカンスイーツその3.サンデー

アメリカンダイナーでの定番スウィーツといえばなんといってもサンデー。田舎住まいのティーンは必ず行きつけのダイナーがあって、「バナナスプリット食べにいこうぜぇ~い!」はデートの常套句です(本当かい?)。アメリカのサンデーは量が勝負。カップからこぼれるほど盛り付けられたサンデーは、日本のパフェの3倍はあるかと思われるものですが、みなさんこれをぺろっと食べちゃうの。
 
 
 
 

サンデー好きならここへ行こう!

故アンディー・ウォーホルの行きつけで、滞納した料金の代わりに壁に絵を書いたという逸話アリの有名な老舗ダイナー。バナナスプリットのほかに、巨大フローズンチョコレート(写真)や、ギネスブックに「世界で最も高級なサンデー」と紹介される$1000(!)のゴールデンサンデーもこのお店名物。映画のタイトルにもなったことがあり、『The X-Files』のデイビット・ドカブニーや『ツイン・ピークス』のララ・フリン・ボイル、『フルハウス』のオルセンシスターズ、オジー・オズボーンファミリーと、セレブ客が子連れで多く訪れることで知られる。アメリカンスウィーツ好きを語るならぜひ一度は訪れたいレストランです。

Serendipity3
225 East 60th Street
New York, NY 10022
Tel:212-838-3531

ライタープロフィール

安田阿弥

安田阿弥
ドラマには恋がつき物。クーパー捜査官から始まった恋物語。今はソイヤーに一喜一憂。玉を作るNY在住ライター。

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コメント

きゃああ。サイコウ。SATCファンにはたまりませんな・・・NY行ったら、絶対行かせていただきます!!
次回はメインディッシュ篇(ステーキ、マッシュポテト??)お願いします♪

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